たとえば野口 敦史さんの場合
もっとも身についたのは、
ネットワーク力。
私は「管理」という職務領域を選択し、各事業部をめぐりました。多くの部署で様々な業務に携わることで知見を広げることができ、同じ事象でも見る角度によって大きく異なって見えることを学びました。また、各部署で得たネットワークが現在も非常に役立っています。プログラム終了後、たとえ他部署との問題が発生した際も、問題解決をスムーズにできるようになりました。
①:テクニカルサービスセンターで品質管理業務を担当
製造現場で不良品流出リスクを洗い出し、納入不良率を低減させる業務を経験。様々な製造工程・製造工法特有の品質リスクを突き止めることができるようになりました。
②:ディーゼルシステム事業部で事業管理を担当
損益分岐点分析や財務諸表等のデータ作成をサポート。学生時代に学んだ管理会計の知識と、実務の差を経験しました。また、ビジネスの基本となる管理会計の重要さを深く理解することができました。
③:ディーゼルシステム事業部で設計・開発を担当
事業部で進めているすべての開発プロジェクトの進捗管理をサポート。プロジェクトの重要3項目(品質・原価・スケジュール)の管理を徹底し、各マイルストーンで、時には撤退といった適切な意思決定をすることの重要さを学びました。
④:ドイツ本社で購買業務を担当
本社機能である購買戦略策定から、購入品受入品質管理まで様々な部署における業務をサポート。また、ドイツで働く同僚とのネットワークも強化できました。それは現職でも非常に役立っており、日々、人とのつながりが重要な要素であることを実感しています。
例えば阿蘇 将也さんの場合
もっともよかったのは、
会社の開発ビジョンの理解と、
目標を具体化できたこと。
私は「開発」という職務領域を選択し、各事業部をめぐりました。会社の開発状況を知ることで、進んでいく方向性を把握することができました。また、世の中の「潜在的なニーズ」を見つけ、世の中に今までなかったムーブメント(たとえば自動運転のような)を起こしていく人になりたいという、今後の目標が生まれました。
①:シャシーシステムコントロール事業部でドライバーアシスタンス開発を担当
衝突被害軽減ブレーキと、定速走行・車間距離制御装置のアプリケーション開発を担当。ドライバーアシスタンスに関する技術的知見を得ることができました。
②:同事業部で自動
運転開発を担当
開発車両ハードウェア・セットアップ、自動運転システムソフトウェア開発を担当。自動運転システムの全体像を理解することができました。
③:同事業部で冗長ブレーキ開発を担当
自動運転向け冗長ブレーキの故障モード解析を担当。自動化に伴う車両安全の知見を得ました。
④:同事業部で自動運転開発を担当
レベル3(ドライバーの存在は必須の、条件付き自動運転)向けシステムアーキテクチャ解析およびシミュレーションを担当。自動運転車両量産に向けた開発マネジメントの知見を得ました。
⑤:カーマルチメディア事業部で自動運転用ヒューマンインターフェース開発を担当
自動走行時のドライバー挙動研究を通して、自動運転とドライバーの関わり方を学びました。
⑥:人事部門で採用・マーケティングを担当
パーソナルマーケティング、JMP採用、SNS戦略の立案方法を知り、新しい人材への投資の重要性を学びました。