いち早く多くの経験を得られる場を求めて
テクニカルな部分だけでなく、包括的な視点を持って仕事をしたい。私がこう思うようになったのは、化学生物工学を専攻していた大学時代の後半です。当時、視野を日本から世界に広げて就職先や自分の将来を考えていたとき、トップメーカーのマネージメント層の多くがエンジニア出身者であることに気がつきました。そこで自分の専門の傍ら、グローバル人材やビジネスマネージメントについて学んでみると、自分が進みたい道は工学と経営学の間にあるのかもしれないと気がつきました。その思いのまま、大学院にて工学と経営学の両方を学ぶことで、技術と経営のスキルの双方が求められるプロジェクトマネージメント(PM)を志すようになりました。1年目からPMとして入社できる可能性がある企業はほとんどなく、その条件を満たしていたのがボッシュ。さらに魅力を感じたのは、半年ごとに部署をローテーションしていくJMP(Junior Managers Program)という若手リーダー育成プログラムがあるところです。海外に渡航していた期間などがあり、一般的な院卒と比べて年齢的にキャリアスタートが遅れた私にとって、いち早く多くの経験を得られてさまざまな人脈を築くことができるJMPは、まさに求めていたものでした。たとえこの先、結婚や育児などでライフステージに変化があったとしても、自分自身でキャリア形成できる体制があることもボッシュを選んだ理由のひとつです。