ボッシュを知らないなんて、もったいない

宇宙服から、自動運転へ。

次世代ミリ波レーダーで夢を掴む。

KENGO IKEMA
シャシーシステムコントロール事業部
2012年入社
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宇宙服にかけた夢の代わりは足元に

私がボッシュと出会ったのは、“宇宙服をつくる”という夢を諦めざるを得なくなったとき。小さい頃は飛行機のパイロットに憧れ、やがてそれをつくる人こそすごいと気づき、中学生の時に日本初の純国産ロケットの開発秘話に感動。大学で有人宇宙開発の研究がしたくて、生命維持装置や多少の移動が可能な動力源のついた宇宙服こそ究極の宇宙船だと夢はふくらみ、大学院では物質科学創造専攻に在籍し宇宙服の研究に没頭しました。しかし、いざ就職となると宇宙服の開発に携われるのはアメリカのごく限られた企業のみ。さらに9.11の影響で応募要件はアメリカの市民権を有する人に限定され、私は夢を諦めざるを得ませんでした。しかし、そこで原点に戻ることができました。小さい頃、飛行機のパイロットより、それをつくる人こそすごいと思った自分ですから、ものづくりは大好きです。私は宇宙服研究の基盤となった機械の構造力学の分野で改めて自分の可能性に挑戦しようと考えました。しかも、どうせやるなら人と違うことをやりたい。多くの学生が日本のメーカーを選ぶなか、だったら私は外資系を選ぼう。他とは違うところ、おもしろいことができそうな場所を探しているときに出会ったのがボッシュでした。ボッシュは独自の経営体制を持ち、多くの資金を研究開発費に充て、特定のメーカーグループに属さないサプライヤーであることも自由でおもしろいと感じました。しかも私は経営にも関心があり、将来の経営幹部候補を育てるボッシュ独自の育成プログラムJMP(Junior Managers Program)は興味深く、チャンスもたくさんありそうだと考えたのです。

入社2年目で与えられたタスクの重要性に驚愕

JMPでは2年間で複数の部署やタスクを経験します。私はモーターサイクル向けのABS(アンチロック ブレーキ システム)の開発、センサーのマーケティング、続いてドイツに渡りESC(横滑り防止装置)の開発などに携わりました。なかでも印象的だったのが、最後に日本に戻り事業部付きのアシスタントとして経営企画に携わったことです。私に与えられたタスクは、システムエンジニアリングを専門とする新組織立ち上げの草案をつくることでした。従来の組織は製品ごとに部門が分かれ縦割りで仕事を進めます。しかし今後は、たとえば自動運転のような先進技術の実現には、製品ごとにではなく各部門の製品や技術を連携させたシステム開発が求められます。そのため縦割りの組織に横串を刺すような、知識と経験豊富なエンジニアで構成される開発組織を立ち上げよというのです。時代を先取りした新組織立ち上げの草案をつくるという重要なタスクを、私のような新人に与えられたときは驚きました。しかし、私の時間は半年間と限られていて立ち止まってはいられません。自分なりに現状の問題点を整理し、入社2年目の私がたったひとりで各部門の部門長クラスと打ち合わせを重ね、活きた組織となるにはどうすべきかを考え、草案を練っていく作業は苦労も多かったのですが、貴重な経験となりました。私の草案がどれほど役に立ったのかはわかりませんが、エンジニアで構成された開発組織はそれから2年後に誕生しており、あの苦労が報われたような気がして感慨深いものがあります。技術職志望で入社した私ですがJMPを経て、とくに最後のタスクで経営企画の難しさとおもしろさを目の当たりにして、自分が大きく飛躍できたと実感しています。

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2019年のプロジェクト成功を夢見てドイツへ

現在私は次世代のミリ波レーダーのプロジェクトに、ハードウェアのプロジェクトマネージャーとして携わっています。電磁波で全方位の物体を検知するミリ波レーダーは、AEB(自動緊急ブレーキ)や車間距離を適切に保つACC(アダプティブクルーズ コントロール)などに活用される、自動運転の実現に欠かせない技術です。そうした最先端の開発プロジェクトに参加できるのは、技術者として大きなやりがいを感じます。しかも、それが世界的な自動車メーカーから受注される予定で現在動いており、順調に進めば2019年に市場に投入されます。詳細はまだ語れませんが、私たちが開発したミリ波レーダーは新規性が高く、市場に投入されれば大きなムーブメントが生まれるのではないかと今から楽しみです。正直、スケジュールはタイトでお客様の品質に対する要求もとても厳しいものがあります。しかし、その要求に応え、お客様とともに苦労を重ねながら開発を進め、プロジェクトを成功に導いていく過程は自分の成長の糧となり、大きな自信にもつながっています。私は2019年に向けて、このプロジェクトを成功させるべく2月にドイツに渡り2年間の予定で現地に駐在。まだまだやるべきことは多く、さらにお客様の要求にも応えていかなくてはなりません。しかし、ハードルが高ければ高いほど燃えるのが私の性格で、不安より楽しみでいっぱいです。こうした考え方ができるのもJMPを経験したからでしょうか。多くのチャンスをいただいたJMPに、今は感謝の気持ちでいっぱいです。

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ボッシュを知らないなんてもったいない。
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