日本と世界の懸け橋になるエンジニアをめざして
ビジネスのグローバル化が進むなかで、これからは英語力が重要かつ必要だと感じていました。しかし、このまま日本の高校から大学に進んでも苦手な英語は克服できないという危機感があり、あえて自分を追い込む意味で高校卒業を期に渡米を決意。カリフォルニアにある大学で機械工学の学士及び修士課程を修了しました。アメリカに渡って驚いたことは、想像以上に日本のクルマが売れていたことです。日本の基幹産業であるクルマが日本人としてとても誇らしく思え、いつしか日本と世界の懸け橋になる自動車関連のエンジニアを目指すようになっていました。あえて欧州企業であるボッシュを選んだ理由は、ABSをはじめ、クルマに搭載される世界初の技術を数多く生み出しているサプライヤーだったこと。さらに半年ごとに部署をローテーションしていくJMP(Junior Managers Program)という若手リーダー育成プログラムに魅力を感じたことです。入社後はプログラムに沿って半年おきに多様な事業部、部署、タスクを経験し、いろいろな事業の強みを知り、さまざまなコネクションも構築できました。プログラム中、メンターと呼ばれる指導者がひとりつくのですが、メンターになるのは、いずれも事業部のトップ。経営陣のそばで多くを学べたことも大きな収穫でした。また、JMPの同期は世界中にいて、いつでもネットワークで互いの動向を知ることができるので、それが仕事をする上での刺激にもなっています。