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ダイバーシティ Diversity, Equity and Inclusion

ボッシュではすべての従業員が持つ個性を尊重し、ダイバーシティ、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括性)をビジネスの成功要因と位置付けます。
多様な従業員を受け入れ、公平な機会提供を行うことを通して、私たちの潜在能力を最大限発揮し、自分らしく働ける環境づくりを推進しています。

GENDER性別を問わず誰もが活躍できる職場

ボッシュでは性別を問わず誰もが活躍できる環境づくりを目指しています。
ライフイベントとの両立のための制度の充実や、
よりよいワークライフバランス実現に向けたさまざまな取り組みを行っています。
また、従業員主導による従業員同士でのネットワーキングやサポートを目的とした、コミュニティも活動しています。

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女性のキャリア開発支援

メンタリング制度、各種研修(育児休職明け研修その他) 、ロールモデルとの座談会、ライフデザイン支援イベントなど

佐藤 歩 パワーソリューション事業部
ECUシステム事業室

私は心配性なので育児休職に入る前から復職時の育児時短勤務利用を見据えて仕事のパフォーマンスを上げる対策を徹底的に考えました。例えば、最悪の事態を想定して余裕あるスケジュールを立てる、急に休むことになっても同僚がフォローアップできるように仕事の進捗を共有するなどの準備をして育児休職に臨んだのです。それでも復職して1週間はオフィスの空気を吸うだけで緊張しました。復職後に「女性管理職メンター」をつけてもらいいろいろアドバイス頂けたのは助かりました。

「育休復職者向け研修」ではキャリアを積み上げていくことを前提に、前向きに育児休職をとらえ、制限された中でやりきるように工夫することを成長の機会ととらえる意識づけがありました。そして同日に「育休復職者の上司向け研修」もあり、育児休職明けの部下にも休職取得前と変わらず仕事に取り組めるように、と上司はリマインドされます。上司側のマインドセットもとても重要でお互いがしっかり話せて理解しあえる環境があるのはいいですよね。

ボッシュの女性リーダー

ボッシュでは、女性リーダーがさまざまな事業部、職種で活躍しています。
仕事や研修などを通じ、ロールモデルとなる従業員たちとの出会いや刺激があるのがボッシュの魅力です。

  • 岡部 康江

    デジタルソリューション&サービス 部門
    ゼネラルマネージャー

  • 磯部 貴子

    ビークルモーション事業部
    事業管理部門長 執行役員
    社外インタビュー記事

  • 平野 亜実

    モーターサイクル&パワースポーツ事業部
    マーケティング部広報課 マネージャー

ライフイベントとキャリアアップ

秋原 孝 パワーソリューション事業部
製造部門 製造技術統括

私は2歳と4歳の子どもを持つ父親でもあります。過去には2度育児休職をとっており、男性目線でみても育児休職がキャリアアップの妨げになったと感じたことはありません。長期間休むことに不安もありませんでしたし、なにより子どもが生まれることが楽しみで、子育てを通して学ぶことも多いだろうと考えていたからです。
いざ子育てを始めると計画通りに1日が終わることはありませんでしたし、次々に発生する問題を解いて前にすすめていくミッションは仕事も子育ても同じだと感じました。
1年間、子どもと過ごした楽しくも慌ただしい日々で人としても成長しましたし、問題解決能力もかなり磨かれたと思います。復職時もすんなり仕事に順応できて上司に休暇前と変わらないパフォーマンスと評価してもらえたことは自分にとってはとても嬉しいことでした。
私は自分のペースで仕事ができる部署にいますので、フレックスタイム制などで時間に融通が利くことに日々働きやすさを感じています。従業員を大切にする真剣な姿勢を感じるたびに仕事に対するモチベーションやコミットメントは上がります。

両立支援制度

ボッシュでは、法律の要件を上回る、多くの両立支援制度があります

GENERATION世代を超えて誰もが
挑戦できる舞台

「人生100年時代」とも言われるように、私たちが働く期間は確実に延びています。
一方で、ますます速くなる社会の変化に対し、私たち一人ひとりが適応し、
自律的にキャリア開発を進めることが期待されています。
ボッシュは以前から、個人のキャリアはその人のものであるという考えの下に人材育成に関わる各種制度を整えています。
加えて、会社からのインプットや個別サポートの機会を求める声もあり、
近年そうした声に応えるための活動を強化してきています。

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最近の全社的な取り組み事例

  • 40歳以上の従業員を対象に”Career Workshop”というイベントを複数回実施し、キャリアの棚卸しと今後に向けたキャリアの展望について考えてもらう機会を提供。

  • “大人の学び”について社内SNSを活用した情報発信や、従業員参加型のオンラインイベントを実施。

  • 社内で研修プログラムを企画・提供しているボッシュトレーニングセンターが、日本独自で”Brain Snacks”や”Explore a New World”という学びのセッションを実施。最近話題の「DX」、「電動化」、「AI(人工知能)」、「ポジティブ心理学」等のホットトピックスについて気軽に学べる機会の提供を開始。

INTERNATIONALITY国籍が生み出す
圧倒的なオリジナリティ

世界150ヵ国以上で事業を展開するボッシュには、さまざまな文化背景をもつ従業員が集まっています。
日本にも40ヵ国以上の外国籍従業員がおり、
言語や習慣の異なる仲間同士が一緒に働きグローバルな環境からイノベーションが生まれています。
インターナショナルな雰囲気のオフィスで働く楽しさ、やりがいを2人に聞いてみました。

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鈴木 雄太 パワーソリューション事業部
ECUシステム事業室

チームのリーダーはドイツ人、サブリーダーが韓国人、一緒に働く同僚にはインド人が多くいます。インドはベジタリアンが多いためプライベートな飲み会では気を遣いますが、仕事ではそんなことはありません。むしろインドの方はITのスキルが高いので学ぶことが多くあります。いろいろな国や地域の従業員と働いていると考え方に違いを感じることもありますが、『日本にいながら異文化交流』できるのがいい。お互いに強みを活かして、いいものは受け入れ、共有しながら仕事ができるのは楽しいと感じています。

キャサリン・キング パワーソリューション事業部
ECUシステム事業室

社内でいろいろな国籍の従業員と仕事をしながら、世界で通用するコミュニケーション能力を身に付けたいと考えています。もともと私は世界中の人の暮らしを便利にするものづくりに関わる為にエンジニアを志しました。いずれは新規テクノロジーの開発に携わるエキスパートとして、社会を豊かにする世界一の技術を生み出せるようになりたいです。

WORKING CULTUREオフィスに縛られない
柔軟なワークスタイル

ボッシュには多様な働き方が当たり前になっているカルチャーがあります。
これは創業者であるロバート・ボッシュが従業員のワークライフバランスを最大限に尊重し、自由な企業文化を築くことが会社の成長につながると考えたからです。
未来のボッシュを担う若手従業員に、彼らの目線からワークライフバランス事情を聞いてみました。

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松本 侑也 クロスドメイン コンピューティング ソリューション事業部
ドライバーエクスペリエンス部門

大学でロボットの研究をしていました。いずれ自動化に関わる開発の仕事がしたいと思っていた為ボッシュの自動運転の取り組みに興味を持ち入社しました。働きやすさは所属しているチームの雰囲気が非常によいことに加え、やはりフレックスで仕事ができることが大きいです。朝7時に出社しその時間は人が少ないので雑事に追われることなくすごく仕事が捗ります。しかもやることが終われば早く帰れるのでプライベートな時間も充実しています。有給休暇も取れるのが当たり前の環境なので後ろめたさもありません。もしも体調不良で休んでもバックアップ体制があることも大きいです。

フランソア・ギオ クロスドメイン コンピューティング ソリューション事業部
ドライバーエクスペリエンス部門

革新的なクルマの技術を生み出していて、それが私の関心と一致していたことがボッシュを選んだ第一の理由です。日本のブラック企業への就職は避けたかった(笑)。「従業員のワークライフバランスをきちんと考えてくれる」ところも大きかったです。働きやすさを感じるのは、チームのみんなからの優しいサポートがあることです。まだ社歴も浅く学ぶことも多いですが、聞けばなんでも教えてくれるので助かっています。休暇についても一度も取りにくいと思ったことがありません。

創業者ロバート・ボッシュの想い

  • 1906年というきわめて早い時期に8時間労働制を施行しました。私はその導入が会社にとって最も経済効果の高い施策であり、労働者の生産性を保持するのに最適な方法であると確信していたからです。
    (ロバート・ボッシュ 1941年)

    1906年 8時間労働制導入
    1910年 土曜半日休暇、有給休暇制度導入
    1953年 Bosch従業員の健康保険を導入

    1日8時間労働制や有給休暇制度の採用、従業員の健康保険導入など、当時では画期的だった労働環境改善への取り組みはいまもなお、創業者ロバート・ボッシュの理念としてグループ全体に受け継がれ、さらなるワーク・ライフバランスの実現に向けた施策を実施しています。

有給休暇取得率の推移

年間有給休暇100%取得という働きかけにより、ここ数年ほぼ100%の取得が実現できています。

  1. ワークライフバランスに向けた取り組み例

    • ●ラインアシスタント (LA) 休暇等により生産ラインに欠員が生じた場合に代わりにラインに入る従業員の確保。
      さまざまな作業をこなすためには多能工化が不可欠で、これが従業員のスキル向上にもつながっています。
    • ●休暇取得の管理
      毎月職場労使協議会を開催し、休暇取得の進捗レポート、情報共有をしています。
      半年を超えた段階で目標の半分に達していない従業員には、残りの半年の取得計画を立て直してもらうなどフォローも行っています。

LGBTQありのままの自分で能力を発揮し
活躍できる環境

ボッシュではすべての従業員が持つ個性を尊重し、ダイバーシティ、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括性)をビジネスの成功要因と位置付けるというビジョンのもと、性的指向や性自認にかかわらず、すべての従業員が自分らしくいきいきと働き、能力を最大限発揮できる環境づくりを積極的に進めています。
社長もAlly(アライ)宣言をするなど、マネジメントも非常に積極的です。

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クラウス・メーダー 代表取締役社長

LGBTQ@bosch Japanのコミュニティは、私たちのダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンへの取り組みの中で重要な役割を担っています。
私たちは、従業員それぞれの生き方・働き方を尊重し、活かすことに重点を置いています。多様性は私たちの強みです。(※本人コメント引用)

詳しい取り組みは
ボッシュジャパン公式サイト

DISABILITYチャレンジによる
潜在力の開発と発揮

ボッシュではすべての従業員が持つ個性を尊重し、ダイバーシティ、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括性)をビジネスの成功要因と位置付けるというビジョンのもと、質の高い障害者雇用を実現するため、2017 年末に業務サポートセンター(BSC*Bosch support center)を設立しました。
ここでは、主に精神・発達障害のある従業員がおり、
英語、エンジニアリング、医療など専門的な知識や技能を持つ多様な人材が社内の100以上のプロジェクトを受託し、活躍しています。
法定雇用率の確保にとどまらず、全社生産性向上への貢献、障害のある従業員のキャリアアップへ向けた制度の整備にも取り組んでいます。

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障害者雇用に関する取り組み

Boschの障害者雇用率は、2023年6月1日現在 2.35%と、法定雇用率(2.3%)を上回っています。

Boschでは、以前から工場近隣の聾学校から定期的に採用を行うなど、障害者雇用に注力してきました。
けがや病気により四肢や内臓に障害をのある方々も、その特性に配慮した職場・職務で活躍していただいています。
そのような取り組みが評価され、東松山工場は「埼玉県障害者雇用優良企業」に指定されています。

  • 障害者雇用の専任組織 BSC(業務サポートセンター)で行っている業務は、郵便集配や文書の仕分け・スキャニングなどの比較的定型的なものから、研修の運営・海外とのやり取りを含む経理・RPA(Robotic Processing Automation:プログラミングによる業務プロセスの自動化)
    ・統計解析などの複雑なものまで多岐にわたり、幅広く会社・社会に貢献しています。
    これらの先進性が認められ、BSCは2020年度「HRアワード」(日本の人事部)を受賞しました。

横浜事業所作業風景
東松山工場作業風景

COLLABORATIONそれぞれが能力を発揮し合い
形成されていく企業文化

さまざまな職種や部署の中では、働き方や組織の構造も異なり、多様です。
ボッシュでは、職種、部署、そして階層を超え、スタートアップから大きな部署に至るまで、多くのコラボレーションを促進しています。
互いへのリスペクトや感謝、活発なフィードバック文化がこのようなコラボレーションでは重要になってきます。
こうすることで、それぞれが持っている能力を発揮しながら企業文化を作り上げていくことができるのです。

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スタートアップ企業とのコラボレーション

新規事業開発部の注力領域の1つにオープンイノベーション推進があります。
オープンイノベーションとは製品開発や技術革新、
研究開発や組織改革において自社以外の組織や機関などが持つ知識や技術を取り込んで自前主義からの脱却を図ることです。

オープンイノベーションの共創相手として新鋭でユニークな技術を持ったスタートアップを探しています。
そのようなスタートアップと一緒に仕事をすると社内では出会うことができない発想や文化にいとも簡単に触れることができます。
共にユニークなソリューションを生み出せるだけでなく、
一緒に開発に挑んだ社内のメンバーは必ず仕事スタイルのギャップに驚き、刺激され、そして成長します。

イノベーションは異なる文化が混ざり合いそこで生まれる摩擦をポジティブに解決していく過程で生まれます。
ダイバーシティを尊重するボッシュだからこそ文化の異なるスタートアップと一緒に悩みイノベーションを生み出していけるし、
この活動の連鎖が会社のイノベーションカルチャーをさらに強化していくと信じています。

(写真: Growth Industry Conference 2023にてボッシュのオープンイノベーションの取り組みを紹介)

鈴木 千明 新規事業開発部 マネージャー

2013年ボッシュ株式会社に入社。
自動車業界のエンジニア出身、社内にイノベーション文化を作るべく奮闘中。日本のスタートアップと社内事業部をつなぎオープンイノベーションを推進しています。熱意のあるスタートアップの皆さんの力を借りて、一緒にボッシュのスローガン “Invented for life”を実現したいです。

従業員リソースグループ

ボッシュでは従業員同士のネットワークづくりを支援しており、同じ境遇にある従業員同士が交流を深める事ができます。(下記は一例)

  • 女性従業員向けのコミュニティ

    women@bosch Japan
    社内の女性従業員がネットワーキングし、キャリアや学び合うことについてエンパワーメントする取り組みを実施しています

  • 子供を持つ従業員向けのコミュニティ

    Family@bosch Japan
    仕事と家庭の両立をテーマに、情報交換を行い、交流を深めお互いにサポートやイベントを開催しています

  • LGBTQ当事者とアライ向けのコミュニティ

    LGBTQ@bosch Japan
    社内のLGBTQ当事者とアライのネットワーキング、オンライン/オフラインでの交流イベント告知、そしてLGBTQに関する啓蒙情報の発信を行っています

  • 社内コーチやコーチングに関するコミュニティ

    Coach Club@Bosch Group in Japan
    コーチングに関する情報発信や社内でコーチングを希望する従業員に向けた情報、社内コーチ同士のネットワーキングを目的としたコミュニティです