CROSS-DOMAIN
COMPUTING
SOLUTIONS DIVISION
Hironori.K
ドライバーエクスペリエンス部門
システム・ソフトウェア開発統括
テクノロジー・サービス開発部
ゼネラル・マネージャー
2015年入社
業界未経験でも
ソフトウェアエンジニアの経験は生かせる
大学・大学院では素粒子物理学に携わり、後にヒッグス粒子を発見するスイス・ジュネーブのCERN(欧州原子核研究機構)でも2年研究を行いました。その後もアカデミアの道を歩むことを考えていたのですが、外の広い世界も見てみたいと考えて就職を選択。グローバルビジネスへの関心と、博士号取得者が活躍できる環境という点から外資系の大手通信メーカーに就職し、組み込みソフトウェアの開発を担当しました。
ですが、私の在籍していた部門の事業がクローズすることになり、ソフトウェア開発の経験を活かせる分野での転職を決意。自動車が特別好きということでは全くなかったのですが、社会において必要不可欠な製品であり、日本における業界の安定感に魅力を感じたこと、業界が違ってもソフトウェア開発の経験を生かせることからボッシュを選びました。また、前職では自分の担当した製品を世に出せる機会が少なかったので、自動車は多くの人の生活に関われる点も魅力に感じました。
日系企業出身者も、
外資系出身者も活躍しやすいカルチャー
ボッシュに入社して最初に担当したのはエアバッグのソフトウェア開発です。当初は1人のソフトウェアエンジニアとしてアルゴリズムの開発を開始し、2年目からはチームリード、3年目以降はプロジェクトマネージャーも担当しました。前職とは扱う製品が違うとはいえ、物理学の知識と前職での開発経験を活かすことができ、入社後も苦労することはありませんでした。
カルチャーの面でも、ドイツが本社のボッシュは米国企業より日本に近い面もあり、日本企業出身の方も活躍しやすい風土だと思います。一方で、積極的にスピークアップする姿勢も歓迎されるので、アグレッシブに意見を発信するタイプの私も馴染みやすかったですね。日本企業と欧米企業の良いところを併せ持った会社という印象です。
事実、私は入社1年目から、自ら希望してドイツに行ってプラットフォームのチームと直接議論をしたり、日本のお客さまに対してボッシュのコンセプトを提案して認めてもらうなど、今振り返ってみても自由にやらせてもらえてきたと感じています。
組織拡大と日本におけるプラットフォーム開発推進というミッション
2021年4月から現在のクロスドメインコンピューティングソリューション事業部に異動し、翌年の1月に部長に就任したのですが、その背景には積極的に発信を続けてきた私の姿勢があると考えています。私は新しいことに次々とチャレンジしていくことが好きなので、ボッシュでのスピーディなキャリアアップはモチベーションの原動力になっており、飽きることがありません。
現在の私のミッションは、組織を拡大し、今までドイツが主体だった運転支援機能のプラットフォーム開発を日本で推進していくことです。ソフトウェアエンジニアが活躍できる環境をより一層整備し、開発のコンピテンスを高めていきたいと考えています。プラットフォーム開発の立ち上げは、業界を見渡してもめったに経験できない貴重な機会であり、事業部のメンバーも私と同様に強い情熱を持って挑んでいます。
今の運転支援・自動運転の領域は世の中に与える影響がとても大きく、やりがいのある分野であることは間違いありません。私のようにプロアクティブなマインドを持った人たちと一緒に、日本発のプラットフォーム開発を推進していきたいですね。