PC業界の開発者から
車載セキュリティの
エキスパートへ

CROSS-DOMAIN
COMPUTING
SOLUTIONS DIVISION

Hasuka.C

ドライバーエクスペリエンス部門
システム・ソフトウェア開発統括
ソフトウェア・インテグレーション技術部
ソフトウェアエンジニア
2017年入社

自動車の知識がゼロでも、
安心してチャレンジできた

昔からモノづくりが好きで、新卒で外資系のPCメーカーに就職し、組み込みソフトウェアの開発に携わりました。最初の3年はエンジニアとして働き、後半の3〜4年はプロジェクトのリーダーも担当。外資系の企業だったため、グローバルチームで働いたことも良い経験になりました。
やりがいはあったものの、業界の将来性という点では不安があり、今後のキャリアを考えて転職を決意しました。

さまざまな業界を検討した結果、最終的に志望したのが自動車業界です。まず、製造業を牽引してきた業界であり、キャリアアップの環境として最適だと考えたのがひとつの理由。そして、自動車は私自身も利用する身近な製品であるため、そのシステム開発に貢献できれば、自分や家族も快適な移動を享受できるという点にも魅力を感じました。

当時、自動車のシステム開発の知識はまったくありませんでしたが、キャリア入社でも数ヶ月間の研修が用意されていたこと、OJTの体制もしっかり整っていたことから、安心して踏み出すことができました。本人の学ぶ意欲は当然必要ですが、経験不足であっても挑戦できる環境が整っているのは、良い意味で外資系企業らしくないボッシュの良さだと感じます。

異業界の経験を活かしながら、
ボッシュで新たに得た提案・交渉スキル

現在は自動運転や先進運転支援システム(ADAS)、パーキングシステムなどの開発を行う部門に所属し、プロジェクト・セキュリティ・マネージャーを担当しています。具体的には車載セキュリティの実装支援に携わっており、セキュリティ要件の設計や実装の管理、脆弱性のモニタリングなどを行っています。

私は異業界からの転職組ですが、PCと自動車の業界構造は似ているため、プロジェクトの進行については前職の知識や経験を活かすことができました。新たに得たもっとも大きな収穫は、コミュニケーションスキルです。メーカーからサプライヤーに転職したことで、 お客さまのパートナーとして課題解決を実現するために、より密なコミュニケーションや深い技術への理解力が必要となったのです。

ボッシュの特徴は、お客さまである完成車メーカーとの距離が近いことであり、パートナーとして綿密にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めます。お客さまの要求をしっかりと理解しなければ、正しいシステムは作れません。技術力はもちろん、ヒアリング力や提案力、交渉力などのスキルは、ボッシュで飛躍的に伸ばせたという自負があります。

発展途上の分野だからこそ広がる、
組み込みエンジニアのキャリア

現在の自動車は数多くのECUが搭載されており、「走るコンピューター」とも呼ばれるほどです。その自動車において重要なテーマであるセキュリティに貢献できていることには大きなやりがいを感じていますし、将来的なキャリアアップの観点でも挑みがいのある業務です。

前職では、苦労して実装した機能がユーザーに利用されず悲しい思いをしたこともありますが、ボッシュではユーザーである自動車メーカーの声を聞きながら開発ができるので、本当に必要とされるものを作れている実感もあります。私が扱っているシステムは、実際に数多くの完成車メーカーに実装されており、自分が乗っている自動車のシステムに関われているので、家族や友人に自慢したくなることもあります。

一方、車載セキュリティはこれからますます重要になる分野です。今後はより専門性を高め、エキスパートを目指したいと考えています。そして、専門性を活かしながら、お客さまが求めている機能を実現するだけでなく、抱えている課題を一緒に考えて解決していけるようなイノベーションパートナーになりたいです。

1日のスケジュール schedule

9:00

出勤

メールチェックなど

10:00-11:00

チームMTG

プロジェクトの進捗状況を共有し、困り事の相談もここで聞き取ります

12:00

ランチ

社員食堂へ

13:00

インドの開発チームとオンラインMTG

日本のチームから開発拠点にカスタマーからの要求を伝えます

16:00

ドイツ本部とオンラインMTG

プロジェクトの進捗状況を報告し、プロセスの詳細を確認します

17:00

プロジェクト進捗報告会にオンライン参加

セキュリティ関連部分の進捗状況を報告します

19:00

退勤

ドイツが稼働中の時間なので、質問などメールを送信してから業務終了