30代、業界未経験入社から
マネージャーに昇格。成長の
理由は新しい技術への好奇心

CROSS-DOMAIN
COMPUTING
SOLUTIONS DIVISION

Hideaki.H

ドライバーエクスペリエンス部門 パーキングシステム開発部
ゼネラル・マネージャー
2014年入社

積極的な新技術への投資と、
ボトムアップで仕事ができる環境に惹かれた

私が新卒で入社したのは、精密機器メーカー。大学・大学院時代に研究していたロボット工学や電気工学、情報工学の知識を活かしたいと考えたためです。30代半ばまで画像処理に関連する回路設計とソフトウェア開発に携わり、海外赴任も経験しました。転職を考えたきっかけは、ある時期を境に、将来製品への研究開発投資を抑制するスタンスへと会社の方針が大きく変わったこと。新しい技術開発に挑戦できる環境を求める中で、ボッシュがADAS(運転支援システム)領域のエンジニアを募集していることを知りました。
ボッシュについては以前から知っており、自動車のディーゼルエンジンやブレーキシステムの開発で高い技術力を持っている会社というイメージでした。実際に面接を受けてみると、積極的な新技術開発への投資はもちろんのこと、組織も想像以上にオープンなことに驚きました。ボトムアップで業務を進めていけるカルチャーのもと、世界中の各拠点がフラットに意見を出し合ってモノづくりができる環境があるボッシュなら、「これから市場が伸びていく新しい製品・技術にチャレンジできる」と魅力を感じたことが、入社の決め手です。

経験を活かした組み込み開発から、
徐々に車両制御領域へ

入社から8年を迎えた現在は、クロスドメインコンピューティングソリューション事業部(XC事業部)に所属し、昨年からパーキングシステム開発部のゼネラル・マネージャーを任されています。
ボッシュでは私のように自動車以外の業界からの転職者も珍しくありません。回路設計や組み込みソフトウェア開発で身に付けた知識やスキルをダイレクトに活かせる業務も豊富です。一方で、自動車製品に求められる安全性を実現する開発プロセスや関連法規、担当分野の技術など、入社後に広大な領域を新たに学び続ける必要があります。

私の場合、まず入社から2~3年程度は組み込みシステムの通信やメモリ管理等、前職の経験をそのまま活かせる業務を担当しました。開発プロセスや安全性に関する技術を習得した後、自動緊急ブレーキ機能や駐車支援システム等、車両制御に近い領域へとマネジメント経験を積みながら担当領域を少しずつ移行。次々と新しい業務分野に挑戦する機会をもらいました。チャレンジングな経験でしたが、段階的に適切なステップアップができたと思います。新しい技術を学びたかった私にとっては毎日が刺激的で、この8年間でエンジニアとしての大きな成長を実感しています。

世界各国のエキスパートとともに、日本の自動車メーカーへのベストを追求したモノづくりを

グローバルでの市場サイズや売上規模を考えると、日本のボッシュ・グループにおけるXC事業部は、現在は比較的コンパクトな組織です。その分、一人ひとりの担当業務や責任範囲は広くなるので、自ら手を挙げれば、担当業務をいくらでも広げられます。ただし、広げると言っても、単純に「広く浅く」ということにはならない点が、ボッシュならではの魅力。ドイツやハンガリー、インドには各分野のエキスパートが在籍しており、グローバルにおける開発トレンドなど、自分の努力次第で得られる新たな知見は「広く深く」なり、エンジニアとしての技術力も格段に上がるはずです。良い製品や技術があれば日本の自動車メーカー各社に幅広く提案できるチャンスがあるのが日本のボッシュ・グループの醍醐味であり、多種多様な知見を活用してベストな提案ができるように日々開発を進めています。
XC事業部が手掛けているのは、自動車業界の中でも経験者と呼べるような方がまだあまりいないビジネス領域です。逆に言えば、誰にでも挑戦のチャンスがあるということ。私自身も異業界からの転職で、ボッシュに入社してから新たなスキルを得た代表的な例です。回路や組み込み、ソフトウェアの開発経験といったベースがあり「新しい技術に挑戦したい」という意欲さえ持っていれば、十分に活躍できるフィールドが広がっているので、迷っているエンジニアの方も、まずは一歩踏み出してもらいたいですね。