インタビュー
大学院で学んだ専門性を活かし、
「不良品を検出して取り除くシステム」を開発
私は大学院で、ジェットエンジンの部品である「ブレード」と呼ばれる羽根に、どれくらいの空気圧がかかっているかを可視化するセンサーの開発に取り組んでいます。このセンサーを用いた実験では、撮影した画像を処理する工程があるのですが、その画像処理のスキルが活かせると募集要項を見て知り、ボッシュのインターンシップに応募しました。
インターンシップの4週間では、画像処理の技術を活用して、工場で生産される部品の中から不良品を検出し、自動で取り除くシステムの開発を行いました。このシステムは以前工場に配備されたことがあったそうなのですが、検出精度のさらなる向上が求められていました。ボッシュのインターンシップでいいなと感じたところは、「現場で行われている実務を経験できること」です。今回私が開発したシステムも、きちんと稼働させることができれば工場に実装されると伺い、身が引き締まりました。
私の成長をいつも見守ってくれる
メンターの指導に感謝
メンターの齊藤さんは、指示をくれるというより、まずは自由に私に考えさせて行き詰まったときに相談にのってくれる、というスタンスで指導してくれました。特にシステムの開発に必要なプログラミングの作業では、自分で考えないと成長できないと私自身も常々思っていたので、このような指導はありがたかったです。私が質問や相談を持ちかけると、齊藤さんは「過去のこういう事例を参考にしたら?」、「こういうことも考えられるんじゃないかなと思うのだけど、どう?」などさまざまなアドバイスをしてくれました。通常業務があるなかで、学生の私への対応に時間をとるのは、きっと負担もあったと思うのですが、それを感じさせないくらい、いつもしっかり面倒を見ていただいて、斉藤さんには感謝でいっぱいです。
研究室では身につかないスキルを習得し、
仕事への理解が深まった
インターンシップを通じて特に成長できたと感じるのは、プログラミング技術や画像処理技術です。大学院の研究室では使ったことのないプログラミング言語の機能をいろいろと試すことができ、これまで以上に複雑な画像処理の手法とノウハウを学ぶことができました。また、インターンシップに来る前は、「生産技術職」がどんな仕事をするところなのかよくわかりませんでしたが、「生産効率の高い工場を開発する」ことがミッションだということが見えてきました。「工場」と聞くとアナログなイメージもありますが、ボッシュの工場はすごくデジタル化されていて、それを推進しているのがここの部署だったんです。それに気づくことができ、「生産技術職」への興味も働くなかでどんどん増しました。
社員が堂々と「いい会社」だと言う
そんな会社、なかなかない
インターンシップで特に印象深かったのは、隣の席の社員さんとの会話です。その方は、ドイツに3年赴任した後に、結婚して子供が生まれて、育休を1年以上とっていました。それでもしっかり昇進されているし、今も定時で帰って育児をしているそう。その方が「ボッシュはいい会社だ」とおっしゃっていて、自分の勤めている会社を素直に褒めることができるなんて、そんな会社はなかなかないと思いました。私も仕事だけではなく、家族や人間関係を大切にできる人生への憧れが大きくなりました。それ以外に、インターンシップで思い出に残っている1つが、お昼の時間。ボッシュの社食はおいしくて安くてボリュームもあるので、毎日お昼の時間が楽しみでした。部署の皆さんには、近くの定食屋さんに連れていってもらったり、仕事の時間でも気軽に話しかけてもらったりして、とても楽しく働けました。
※掲載社員の仕事内容・部署は
取材当時のものです