クロストーク
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メンター
高橋 大輔ボッシュ eBike システムズ
アジアパシフィック担当
2016年より電動自転車に関わる業務を担当。中国をアジア統括本部とし、日本とオーストラリアとニュージーランドの計4ヵ国混成チームにおいて、日本のスーパーバイザーをしている。 -
学生
太田 佳吾私立大学4年生。教育学部社会科社会科学専修にて、社会科学をメインに学び、経済および経営のゼミに所属している。今年、半年間アメリカに交換留学に行く予定。
マーケティングや経営学、ビジネスレベルの英語力の習得を目標としている。
ボッシュのインターンシップには合計で9ヵ月参加。
長期でグローバル企業にて、
マーケティングの業務を学びたかった
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太田
留学する予定があり、就職時期を1年間ずらしたので、その間に1つ大きなことに挑戦したいなと思っていました。以前からマーケティングに興味を持っており、マーケティング職の募集、なおかつ長期というのが珍しく、さらにグローバルな環境で英語を使って仕事をできる点が、自分の希望にあてはまったのでボッシュのスタンダードインターンシップに応募しました。
現在の業務では、eBike(電動アシスト自転車)の展示会に向けての準備をしています。机で作業するだけでなく、外に出る機会もたくさんあります。先日も自転車輸入代理店のイベントに参加し、トレンドのリサーチやeBikeの試乗をさせてもらい、消費者目線での情報収集をしてきました。 -
高橋
スタンダードインターンシップは、期間が長いので、学生ということをあまり気にすることなく社員と同様に接しています。なるべく多く学んでほしいので、めったにない機会があればなるべく参加してもらうようにしています。たとえば、愛媛県のしまなみ海道で電動自転車のレンタルサービス開始のプレスリリースイベントが、霞ヶ関で開催されたので、そこにインターンシップ2日目にして「いい機会だから見てきたら?」と送り出してみました。また部署の話で言うと、ボッシュのeBikeシステムは、世界でも市場をリードしているので、その市場および製品を作る一員になれることはとても面白いと思います。
長期だからこそ、
幅広い業務に挑戦できる
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太田
9ヵ月という期間だからこそ、与えられた業務に加え、自分のやりたいことも、幅広く挑戦できます。マーケティング業務だけではなく、私から申し出てプロモーションの企画立案やポスター制作もやらせてもらっています。インターンであっても挑戦させてくれる環境があると感じています。この数ヵ月で、特に得られたと感じるスキルは分析力です。展示会に出展している全車種をリストアップし、各メーカーの強みや各車種のどの部分に差があるかなどを分析しました。また、自転車販売店にひとりで行き、取り扱い車種、レイアウト、客層などの分析も行いました。イベントに丸一日参加して、マーケティング施策を中国チームに報告することもあります。学生のうちから、現場に足を運んで、情報を収集できるのも、長期インターンシップだからこそできることだと思います。
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高橋
確かに、やってもらう事は幅広いですね。僕らは英語でよく「ラスト1マイルのボールを運ぶお仕事」という言い方をしますが、基本的になんでもやります。イベントがあったら自転車のチェーンをきれいにし、乗れる状態にして現地に運び、汚れたらそれを洗うというのも、僕らの仕事です。日本でどうプロモーションをしていくかも考える一方で現地に自転車も運ぶ。なかには少し退屈な仕事もあるかもしれませんが、そうはいっても日々業務を改善していかなければいけません。その意味において、太田くんのような、フレッシュな視点を入れることによって、新鮮な気づきをもらえることをありがたく思いますし、生きたビジネスを経験することは、彼にとっても価値があると思っています。
予想以上に、英語を使うシーンが多い
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太田
グローバルな職場環境で、資料やメールも英語の使用頻度が高く、予想以上に英語を使います。会議中英語で発言する際は少し緊張し、たどたどしい部分がありますが、残りのインターンシップの期間でスキルアップしていきたいです。実をいうと、応募の段階では英語に自信があったわけではないです。募集要項が英語だったことに応募を躊躇する気持ちもありました。でも、この機会を逃したくないと、応募に踏み切りました。ボッシュのスタンダードインターンシップは、海外の大学から来ている学生や海外から日本の大学に留学している学生などがとても多く、外国籍の仲間がたくさんできます。彼らの積極性は刺激になり、見習っていきたいと思います。留学することはインターンシップをはじめる前から決めていましたが、インターンシップを経験して、気持ちが一層高まりました。
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高橋
国際的な環境であるのは間違いないですね。海外では、学生がスキルアップするための1つとしてインターンシップが考えられています。たとえばドイツだと、大学院のドクター論文を書くにあたって、インターンをしながら特定のテーマに対して論文を書くことを当たり前にやっています。そのようなインターン生もボッシュにいるので、専門性をもった学生と話す機会があるのは、とてもいい経験になると思います。
理系と文系がお互いを活かしあう
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太田
ボッシュは理系出身の方が多いです。その分、文系の僕に何ができるのかをすごく考えます。たとえば、外国の方に抵抗なく話しかけてコミュニケーションを取るのは、自分の個性であり強みでもあると思っていて、日本と海外の橋渡しになれたらいいなと思っています。
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高橋
必ずしもボッシュのなかで、理系の人材が活躍するかというとそうでもないです。ある分野で深い専門性をもった理系の人がいる一方で、文系の人の広い視野というのは、ビジネスをするうえでとても大事なので、太田くんのような存在は、とても貴重です。
※掲載社員の仕事内容・部署は
取材当時のものです